そもそも臨床とは?
多くの精神疾患は直接的に命を奪うものではありません。只、特異な思考や行動、症状が他者との摩擦と断絶を生み、深い孤立や絶望に陥ることは、心理的・社会的な意味での「死の床」とも言えます。現代の精神医療では、医師がお薬で症状を緩和し、家族は見守り、臨床心理士はカウンセリングによる「対話」を通じ、彼の心的危機に臨みます。
臨床心理士のカウンセリングは答えを与えることではありません。彼が自ら答えを見つけ出せるような「場」を作ることにあります。自由にして保護された安全な「場」でこそ、静かに自分と向き合い、「対話」する事ができます。